君へ
お知らせ 2020/12/24
今年も君に手紙を書く真っ白で凛とした季節がやってきた。
君の瞳は何を見ているのだろう。
君の耳は何を聞いているのだろう。
君の口は何を伝えたいのだろう。
君の頭は何を考え、
君の心は何を欲しているのか。
そのシンプルで深い問いかけは、七年の歳月が
僅かではあるが、確実に私に答えを運んできた。
君と理解しあう術の大半は、君の成長によりもたらされたものだ。
しかし、どうか忘れないでほしい。
一方で、私の限りない愛が君への理解を深めたことも・・・
強い意志とは言えないが、穏やかでささやかな自己主張は
私に勇気と希望をもたらしてくれる。
ともに歩んだ歳月の正しさを確信させてくれる。
私達の挑戦は八年目へと移っていく。
後ろに付いていた君の影はいつしか隣に移り
同じ歩幅で歩ける2021年。
どうか来年もよろしく。
私は、いつの日も君の横にいる。
十二月二十四日
鈴木 浩之