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3度の地震

スタッフブログ 2022/04/07

1度目は、東日本大震災。国見町 震度6弱
震災当日、セブンイレブンの駐車場で車から降りた瞬間、経験したことのないような激しい揺れ
立っている事が出来ず、自分の車が大きく揺れ、目の前の電柱があり得ないくらい大きく揺れ。
何が起こっているのかわからず。この車の横に居たら危ない!
と分かっていても動くことができませんでした。
揺れがおさまった瞬間、店内から悲鳴と共に、中に居た店員さんやお客さんが出てきました。
地震発生2日後から福島は原発の事もあり流通トラックが福島に入りたく無いとの事で、物流がストップしました

当時、スーパーで事務をしていた私は、震災翌日から毎日出勤しましたが、
ガソリンが入って来ないのでガソリンを入れることもできず、ホームセンターの自転車が売り切れました
どこどこのスタンドでガソリンが入れられると噂があればこの渋滞は一体何キロあるんだろうか?と思うくらいの
車の列。並んだとしても給油できるのは20リッターのみ。
スタンドのアルバイトであろう子が何キロあるかわからない車の列に息を切らしながら走って整理券を配っていました。
自分の車に来てくれた時には、本当にヒーローに見えました。
3月で寒いのに灯油を買うことができず、ホッカイロが売り切れ、暖をとるすべがありませんでした。
パン買えない、電池買えない、レトルト食品買えない。
震災直前までバックヤードで埃を被って山積みになっていたミネラルウォーターが売り切れました
当時、本当に物が無かったです
震災前までは、毎年夏は相馬に毎週海水浴に行っていましたが、汚染水の事もあり9年間は海水浴に行けなくなりました
今では津波の被害を避ける為、まるで進撃の巨人かのような防波堤がそびえ建っています
当時、幼稚園児だった息子達は高校生になった今でもホールボディ・カウンタによる内部被ばく検査を毎年実施して
貰っていますが、毎年検査結果を見る時は緊張します
放射線量が高い為、小学校の4年生まで校庭で遊べませんでした。

そんな経験を経て

2度目、昨年2月の福島県沖地震 国見町 震度5強
3度目、今年3月の福島県沖地震 国見町 震度6強
いづれも動くことなんでできませんでした。

東日本大震災の経験で身動きが取れなくなるのは分かっているので、それから私が毎回する事は
防災アラームが鳴った瞬間、避難できるように必ず自分の部屋のドアを開け、子供の部屋にダッシュし子供部屋のドアを開けます
毎回このタイミングで大きな揺れがきます。アラームから揺れが来るまでの時間でできるのはこのくらいです。
しかし、このくらいの余裕が持てるようになった。とも言えます
廊下には倒れて来るものが無いし、狭いので廊下にしゃがみ込み、両壁に手をついて踏ん張る!!
防災アラーム。あるのと無いのでは全然違います
有難いことです
物流に関しても、地震の数時間後からは、避難所情報はもちろん、営業可能なスーパーや営業不可能なスーパーも
テレビの字幕スーパーで流れるので買えない恐怖心からは解放されるようになりました
メディアと小売店との素晴らしい連携に感動します
経験から色々学び進化している事を実感しますが、
巨大地震は もーお腹いっぱいです。も―たくさん。いや、ほんとーに勘弁してほしい。というのが本音です

                                         北福島店 松浦

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